関東軍

直轄部隊

  • 第22師団(原兵団)
    白城子近郊に駐屯し、首都新京へ通じる街道を防衛する。
  • 第28師団(豊兵団)
    通遼近郊に駐屯し、麾下兵団を周辺に分散させる。東部内蒙古の防衛を担当する兵団の一つ。
  • 第11国境守備隊
    阿爾山陣地を守備。
  • 機動第6聯隊
    漠河などの満洲最北部に展開し、当該方面の民間人撤退を掩護するとともに、主に海拉爾方面に侵攻する敵補給線の妨害を行う。
第4軍(光兵団)
 第4軍は北満の満洲里〜海拉爾方面の防衛を担当し、海拉爾要塞を拠点とした広域防衛作戦を指導する。海拉爾要塞は兵数にして約3万が収容できる大規模要塞で、敵がここを無視して大興安嶺方面へ進撃する場合、部隊を出撃させて補給線を妨害し、敵に要塞攻略を強要することを企図する。
  • 第1師団(玉兵団)
    満洲里に駐屯し、北部国境の防衛を担当する。敵が侵攻してきた場合遅滞戦闘を行いつつ逐次後退し、海拉爾要塞に収容される。
  • 第23師団(旭兵団)
    ノモンハン事件の起こった海拉爾南方(新バルグ左旗)を守備する。第1師団と同じく逐次後退、要塞守備兵力となることを予定している。
  • 第8国境守備隊
    海拉爾要塞の主要守備兵力であり、充実した砲兵戦力を有する。

麾下の方面軍


第1方面軍(鋭集団)
 第1方面軍の任務は対ソ戦時に満洲東部正面をその兵力を以て持久防衛し、動員兵力の集積を待って永久要塞を拠点(攻勢発起点)としてソ連領内に進出し、沿海州地域を占領することである。即ち初動段階においては国境方面の永久要塞を基点とする線を確保し、ソ連軍の攻勢に耐えることが目標となる。
方面軍直轄
  • 第24師団(山兵団)
    方面軍総予備として牡丹江に駐屯。
  • 機動第1旅団(速兵団)
    満洲東部国境の最北部に位置する三江省綏遠、同江、饒河などに駐屯する。戦時には民間人撤退を援護するために遅滞戦闘を行いつつ、敵の補給線を妨害するために戦線後方に浸透して破壊工作やゲリラ戦などを行う。
第3軍(岩兵団)
  • 第12師団(剣兵団)
    間島省琿春に駐屯し、日ソが直接国境を接する地点である羅津方面への敵主攻を掩護すると思われる琿春方面への助攻を防ぐ。
  • 第31師団(列兵団)
    師団主力は間島省図們に、歩兵第88聯隊は間島省春化に駐屯し、街道を警備するとともに予備兵力となる。
  • 第1国境守備隊
    東寧要塞を守備。
  • 第2国境守備隊
    綏芬河陣地を守備。
第5軍(城兵団)
  • 第11師団(錦兵団)
    半截河陣地から虎頭要塞までの平野(東安省虎林)に展開し、5MBsの防衛作戦を機動防御を以て支援する。
  • 第17師団(月兵団)
    東安省鶏寧に駐屯し、要塞地帯における戦闘を全般支援する(=予備兵力)。
  • 独立混成第5旅団(桐兵団)
    半截河陣地から虎頭要塞までの平野に展開し、大隊は各個に独立して防衛戦闘を行う。
  • 独立混成第6旅団(秋兵団)
    虎頭要塞北部の平野に展開し、北部方面から侵攻する敵に対して防衛戦闘を行う。
  • 第3国境守備隊
    半截河陣地を守備。
  • 第4国境守備隊
    虎頭要塞を守備。
第8軍(堅兵団)
  • 第9師団(武兵団)
    平時は哈爾濱に駐屯し、方面軍の即応兵団とする。戦時には佳木斯まで前進して第9国境守備隊と協同し、佳木斯防衛の任に就く。
  • 独立混成第7旅団(北兵団)
    東安省宝清に駐屯し、北部方面から侵攻する敵に対して防衛戦闘を行う。
  • 第9国境守備隊
    佳木斯要塞を守備。
  • 第10国境守備隊
    伊春陣地を守備。

第2方面軍(輝集団)
 第2方面軍は黒河省方面から黒龍江を越えて侵攻する敵主力軍に対し防衛作戦を行いつつ、その麾下機動兵力を以て要塞後方に浸透する敵兵力を撃滅し、黒龍江を逆に渡河してシベリア鉄道を寸断し、以て当該方面の敵野戦軍を短期決戦により撃滅することを企図する。全面戦争となる場合は、特設師団に後方警備を委託し、機動兵力を以てシベリア鉄道方面に進出してチタ・イルクーツク方面の敵補給拠点を占領することにより北部侵攻兵力の撃滅も行う。
方面軍直轄
  • 独立混成第11旅団(矛兵団)
    黒河要塞南方に展開し、後方から浸透する敵軍に対する警備を行う。
  • 第5国境守備隊
    黒河要塞勝山陣地を守備。
  • 第6国境守備隊
    黒河要塞璦琿陣地を守備。
  • 第7国境守備隊
    黒河要塞主陣地を守備。
第2軍(勢兵団)
 反攻兵力の一つ。嫩江沿岸を進撃して黒河北方から黒龍江を渡河し、敵野戦軍包囲の左翼を形成する。
  • 第8師団(杉兵団)
  • 第18師団(菊兵団)
  • 戦車第1師団(拓兵団)
  • 機動第4聯隊
    渡河時の先鋒を務める水陸両用車部隊。
第7軍(猛兵団)
 反攻兵力の一つ。黒河を解囲して後方の敵軍を殲滅し、勝山陣地から黒龍江を渡河して敵野戦軍包囲の右翼を形成する。
  • 第10師団(鉄兵団)
  • 第21師団(討兵団)
  • 第25師団(国兵団)
  • 機動第5聯隊
    渡河時の先鋒を務める水陸両用車部隊。

その他、関東軍に関係する部隊

支那派遣軍

 支那派遣軍は方面軍たる常設軍であり、共匪(赤軍ゲリラ)の討伐とソ連による中国侵攻に対する防衛を行う。日華基本条約によって南京政府の支配する支那本部への駐屯は「一切これを認めず」とされているため、支那派遣軍が駐屯することを認められているのは蒙疆(蒙古聯合自治政府)、山西政府、両広政府、及び雲南政府の支配地域及び日本の治外法権が及ぶ地域に限られる。同じく日華基本条約によってかつて存在した租界も撤廃されているため、支那派遣軍を名乗るものの支那本部に駐屯するのは北京・紫禁城内に衛戍地を置く派遣軍本部と第27師団本部、及び支那駐屯歩兵第1聯隊のみである。
方面軍直轄
  • 第27師団(極兵団)
    支那駐屯軍時代から北支に駐屯する古参兵団。隷下に支那駐屯歩兵聯隊を3つ置き、第1聯隊は紫禁城内に、第2聯隊は古北口に、第3聯隊は八達嶺に駐屯する。予備兵団であり、ソ連侵攻に際しては長城線以南への敵の侵入を阻止する任務を帯びる。
第1軍(乙兵団)
  • 第29師団(雷兵団)
    山西省呂梁に駐屯。停戦したとはいえ、延安に根拠地を置く共産党軍と対峙する最前線に位置する。戦時には共産党軍による激しい攻撃が予想される。
  • 独立混成第3旅団(造兵団)
    山西省原平に駐屯。同蒲線北部の鉄道線警備を行う。
  • 独立混成第9旅団(谷兵団)
    軍司令部が置かれる山西省太原に駐屯。同蒲線中部の鉄道線警備を行う。
駐蒙軍(戊兵団)
  • 第26師団(泉兵団)
    山西省大同に駐屯。包頭へ向かう京包線がスイッチバックし、内蒙古地域に通じる交通の要衝である大同を防衛して内蒙古からの敵の流入を阻止する。
  • 独立混成第2旅団(響兵団)
    察哈爾省南部(察南)の張家口に駐屯。前線基地である張家口を守備し、民間人撤退まで遅滞戦闘を行うことを任務とする。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

架空国家関係メモ

軍事関係メモ

編集にはIDが必要です